サウナの魅力とおすすめの入り方
サウナとの出会い
司会
今回はサウナ好きのお二人に、「サウナにハマったきっかけ」や「"ととのう"とは何か」、そしておすすめの入り方についてお話を伺います。まずは、お二人がサウナにハマったきっかけから教えてください。
サウナ技士
私がサウナに興味を持ったのは中学生くらいのころです。最初は水風呂に入ったときの爽快感が印象的でした。「なんだかすごくスッキリするな」と感じたんです。
その後、サウナに入ってから水風呂へ入るようになり、「これがのちにいう"ととのう"という感覚なのかな」と思うようになりました。
サウナがブームなってからは外気浴という文化を知り、実際に試してみるとこれが本当に気持ちよかった。それまではサウナと水風呂を往復するだけでしたが、外気浴を取り入れたことでサウナの楽しみ方が大きく変わりました。
サウ☆ナース
私は2017年から2018年ごろですね。仕事が本当に忙しくて、毎日ヘトヘトでした。
普段からスーパー銭湯には行っていましたが、サウナにはほとんど入っていませんでした。ある日、「今日は入ってみようかな」と思ってサウナに入り、その後に水風呂へ。
すると翌日の疲れ方が全然違ったんです。
「ああ、これがサウナなんだ。」
そう実感しました。
その後、ドラマ『サ道』を見て、「外気浴」という楽しみ方や「3セット」という基本を知り、本格的にサウナにハマっていきました。
「外気浴」の意味を知って世界が変わった
司会
お二人とも「外気浴」が転機になったというお話でしたね。
サウ☆ナース
そうですね。それまではスーパー銭湯にあるリクライニングチェアを見ても、「なんでこんなに置いてあるんだろう」「お風呂上がりに外で休んだら湯冷めするのでは?」くらいに思っていました。でも実際は違いました。
「あれはサウナを楽しむための場所だったんだ。」
「サウナがメインディッシュで水風呂がデザート」
そう気付いた瞬間に、サウナの楽しみ方が大きく変わりました。
なぜサウナへ行くのか
サウナ技士
すべてを解決してくれるからです
サウ☆ナース
悩みがある時ほどサウナへ行きます。
サウナから出るころには、「じゃあ、こうしてみよう」
と自然に前向きな気持ちになれるんです。
サウナの主役は「"ととのう"」こと
司会
サウナというと、どうしても「熱い部屋」と「水風呂」のイメージがありますが、お二人にとって一番の目的は何でしょうか?
サウナ技士
私にとって目的は「"ととのう"」こと
サウナも水風呂も、そのための手段なんですよね。
よく「サウナがメインで水風呂がおまけ」と思われますが、私はそうではなく、どちらも"ととのう"ために欠かせないプロセスだと思っています。
サウ☆ナース
私も同じですね。
水風呂に入らないと、サウナはただ暑くて苦しいだけ。水風呂があることで身体がリセットされ、
そのあと外気浴をすると頭の中がスーッと空っぽになる。
その感覚が「"ととのう"」なんだと思います。
初心者におすすめの入り方とは?
司会
ここまで「"ととのう"」という感覚についてお話しいただきましたが、実際にサウナへ行くとしたら、お二人のおすすめの入り方を教えてください。
まずは体を温めてからサウナへ
サウナ技士
私はまず体を洗って、最初に湯船でしっかり体を温めます。そのあとサウナに約8分、水風呂を約1分、そして外気浴を約10分という流れですね。外気浴中は必ず目は閉じます
サウ☆ナース
サウナの入り方は人それぞれで、外気浴をしない方もいますし、水風呂へ短時間だけ入ってすぐサウナへ戻る方もいます。
本当に自分に合った入り方を見つけることが大切だと思います。
最近は「水通し」といって、サウナへ入る前に一度水風呂へ入る方法もあります。*サウナーの間では有名な入り方で、人によっては取り入れている方もいます。
*サウナー・・・サウナを愛し、定期的に楽しむ人の総称。
水風呂へのこだわり
司会
お二人とも水風呂にはかなりこだわりがあるようですが、理想の水風呂はありますか?
サウナ技士
水風呂はとっても大切です。水風呂がいやになってしまう人は、サウナもいやになってしまいます。なので自分と合う水風呂を探すことが重要です。そのうえで、私は16℃前後が一番好きですね。
19℃を超えると少しぬるく感じますし、逆に12℃くらいになると冷たすぎる。
「1℃違うだけで全然違う」
そんな世界なんです。
サウ☆ナース
施設によっては、高齢者の利用を考えて、少しぬるめに設定しているところもあります。
一方で若い人向けの施設では、8~9℃くらいの*"シングル"と呼ばれる水温もあります。
*シングル・・・水風呂の水温が一桁のこと
*ダブル ・・・水風呂の水温が二桁のこと
「良い水風呂」は何が違う?
サウ☆ナース
そうですね。
いいサウナ施設は、水風呂の水が常に循環していて、オーバーフローしていることが多いです。
水が新鮮ですし、しっかり冷えています。
逆に循環が少ない施設では、水がぬるく感じることもあります。
ただ、水流が強すぎるのを好まない人もいます。
水風呂に入ると体の表面に「羽衣」「ベール」と呼ばれる薄い水の膜ができるんですが、水流があるとそれが壊れてしまい、より冷たく感じるんです。
ここも好みが分かれるところですね。
外気浴は「"ととのう"時間」
司会
外気浴はどのくらい行うのがおすすめでしょうか。
サウナ技士
私は10分くらいですね。
ただ、その日の体調によって全然違います。必ず外気浴は目を閉じてください。
1セット目で驚くほど"ととのう"日もあれば、なかなか感覚が来ない日もあります。
サウ☆ナース
そうなんです。
「今日はすごく"ととのう"」という日もあれば、「今日はちょっと違うな」という日もあります。
でも、"ぐわんぐわん"するような感覚だけが「"ととのう"」ではありません。
頭の中がスッキリして、何も考えなくなれたら、それだけでも十分整ったと言えると思います。
サウナ室にある「12分時計」の意味
司会
サウナ室にある独特の時計には何か意味があるのでしょうか。
サウ☆ナース
あれは「12分時計」と呼ばれるもので、一周が12分になっています。
何分入ったかを確認しやすいように作られているんです。
施設によっては砂時計を置いているところもありますね。
セルフロウリュができる施設では、「砂時計の砂が落ち切ったら*ロウリュしてください」というルールになっているところもあります。
サウナ技士
ロウリュで使うアロマ水も施設ごとに違っていて、ラベンダーやオレンジ、コーヒーなど、本当にいろいろな香りがあります。
*ロウリュ・・・熱した石(サウナストーン)に水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を高める入浴方法
サウナ初心者へのアドバイス
司会
もしサウナが苦手な人に勧めるとしたら、どんなアドバイスをしますか?
サウ☆ナース
無理をしないことですね。
暑いと感じたらすぐ出て大丈夫です。
サウナは我慢大会ではありません。
サウナ技士
実際に初めて連れて行った友人も、「こんなに汗をかくんだ」と驚いていました。
でもその日はぐっすり眠れたそうで、それ以来サウナが好きになったと言っていました。
睡眠の質が上がるというのは、多くの方が実感している効果だと思います。
お気に入りのサウナ施設
司会
最後に、お二人のお気に入りのサウナや、これから行ってみたい施設を教えてください。
サウ☆ナース
普段使いなら「龍泉寺の湯」ですね。
サウナ、水風呂、外気浴のバランスがとても良い施設です。
あとは木更津のホテル三日月もおすすめです。
海を眺めながら外気浴ができるので、景色も含めて楽しめます。
サウナ技士
私は所沢駅近くの「バーデンガーデン」をよく利用します。
水風呂は約12℃と非常に冷たく、一人でゆっくり過ごしたい時にはぴったりですね。


*西武線をみながら、作業もできます
一度は訪れたい"サウナの聖地"
司会
では、お二人が今一番行ってみたい施設は?
サウ☆ナース・サウナ技士(笑いながら)
「しきじ」です!
サウ☆ナース
静岡にあるサウナの聖地ですね。
富士山の天然水を使った水風呂は、多くのサウナーが一度は体験したいと言うほど有名です。
薬草サウナやサウナ飯も人気で、まさに憧れの施設です
サウナの楽しみ方は"入浴"だけじゃない
司会
サウナの魅力は、サウナ室だけではないそうですね。
サウナ技士
そうですね。
ロウリュやアウフグース(熱波)もサウナの醍醐味です。
熱波師がタオルで風を送ることで、熱さだけでなく楽しさも味わえます。
サウ☆ナース
イベントでは「おかわり熱波」がある施設もあり、とても盛り上がります。
サウナ後は*オロポやイオンウォーターなどで水分補給をするのも楽しみの一つですね
*オロポ・・・オロナミンCとポカリスエットを1:1で混ぜた、ドリンク
サウナ飯は「唐揚げ定食」
司会
サウナの後に食べるものは決まっていますか?
サウ☆ナース
私は初めて行く施設では必ず唐揚げ定食を注文します。そのお店の実力が一番分かる気がするんです(笑)。唐揚げが美味しい施設は、「また来よう」と思えますね。
サウナ技士
生姜焼き定食も定番ですね。
最後に、お二人にとってサウナとは?
サウナ技士
「すべてを解決してくれる場所ですね。」
サウ☆ナース
「私は"母体"だと思っています。厳しさもありますが、最後には優しく包み込んでくれる存在です。」
司会
サウナへの向き合い方は違っていても、お二人に共通していたのは「心と体をリセットできる場所」ということでした。
筆者紹介:K.O (サウナ技士)
毎週1〜2回のペースで“ととのい”を求めて通っている。
特に外気浴へのこだわりは強く、外気に触れていない休憩は、本人の中では外気浴として認められない。
今日も”ととのい”を求め、サウナと水風呂を往復している。

サウ仲間のサウ☆ナースと筆者

