ミャンマー通信

2018.12.13更新

ミンガラバー!
院長の原田です。
平成最期の12月を迎え、何かとあわただしい毎日です。

さてそんな中12月2-6日、本年度では最後の訪緬についての報告です。
誕生日から1夜明けた12月2日(※1)靖和病院と埼玉医大一行は成田で合流、一路ミャンマーへ、でなく、今回はマンダレーが目的地だったので、バンコク経由にてタイ航空641便に乗り込みました。
チェックインカウンターにて、係員にお土産の熊手(※2)
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をfragile扱いにて、くれぐれも丁寧に運んでもらうよう念をおして預けました。

今回訪緬の主目的はいよいよ本来の成果物、「マンダレーにリハビリテーションセンターを設立」
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というMEJに採択された案件の本丸の具現化、つまり、設立記念式典
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への参加、およびハンズオンセミナー開催なので、式典に際して先方に手渡す熊手をいかに原形のまま輸送するか?は大きな課題でした。

預けてしまった後はそんなことはすっかり忘れてとりあえずバンコクでトランジットです。(※3)
バンコクはシンガポールとともにアジアでは最大級の空の交通の要所なので相変わらずのにぎわいを見せてました。日本とは2時間の時差のあるタイを後にして、マンダレー到着後は時計をさらに30分戻し(※4)預けた荷物のピックアップです。熊手が預けたときのままの姿
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で出てきたときの安堵感はひとしおでした。が、同じように預けたはずの木川理事長の特製ジュラルミン製と思われるスーツケースはかなり凸凹に歪んでおり、一同驚いた事件でした。

マンダレーは第1回訪緬時に訪れてますが、ヤンゴンよりも内陸避暑地にあって、今は朝夕、かなり冷え込む季節ですが、やはり日中は30度超えで、気温の乱高下に対応が必要です。ミャンマー第2の都市とはいうものの、車で30分も走れば見渡す限りの灌木が散立する乾いた平地が広がっています。道路もヤンゴンより碁盤目状に整備されており、整然とした感があり、賑わいよりも歴史を感じさせます。
そんな古都マンダレー中心地に今回のフォーラムが開催される医科大学はあります。
12月3日は会場チェックと設営
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を行いました。(※5)
時期的に大学新入学期に当たっており(※6)、キャンパスは入学試験をパスしたと思われる新入生たちがはつらつとした笑顔であふれかえっており、いい時期に重なったと(※7)、
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ある意味この時点でフォーラムの成功を確信しました。

Japan Myanmar Rehabilitation Medical Forum
このフォーラムのミャンマーサイドの立役者は先述したLwin学長
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で、半年以上にわたってご尽力いただき、この日を迎えることができたことに対し心より感謝申し上げる次第です。
国際貢献をはじめ二国間で事業を展開する場合、極めて重要なのは一方的な押し付け、独りよがりにならないようにその都度フィードバックしつつ、お互いの思惑を忖度できる関係を構築することですが、今回はまさに我々が何をしたいのかに対して真の理解者がミ国に多かったことは何よりの僥倖だったと思います。

さて、当日は保健スポーツ省大臣が急用で参加できなくなった点以外はプログラム通りに進行、日本大使館からの要人もご臨席いただき大変に盛り上がった会となりました。
聴衆はミャンマーの次世代を担う若手療法士、医師など200人弱が集まり、彼らを前に日本の医療の現状・将来への展望につき、埼玉医科大学国際医療センター小山院長からお話いただいたのを皮切りに、リハビリにおける多職種連携につき、原田が日本の最新機器を駆使したリハビリの現況につき埼玉医科大学国際医療センター高橋教授がそれぞれ登壇し、スピーチを行いました。座長の労は事業を通じてすっかり懇意となったLwin、Kyawzwa Aung,Sheinのお三方におとりいただき、和やかな中にもアカデミックな雰囲気を感じた素晴らしい会でした。

Hands-on Seminar
午後になって、場所を移動してハンズオンセミナー
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を開催、ここでは主に高橋教授を中心とした筋電図(※8)のとり方及び臨床応用といった理論と実技につき約4時間をかけて約40名ほどの研修生と密度の高い時間を過ごしました。

ブレイクタイムには弊院から初参加の欠畑看護師によるアロマテラピー(※9)の説明・実演が展開
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され、ミ国でも盛んな代替医療につき情報共有を行いました。

すべてが終了してみんなで集合写真を撮ったときは本当にみなさんお疲れ様でした、と感無量でした。

翌5日、来た道を引き返しマンダレーーバンコクー成田の帰路も何事もなく、ただ、今回はバンコクでの乗り継ぎに5時間余計に時間を費やしたのが前3回との違いでその分帰国後の疲れを余計に感じましたが、全員無事に訪緬を終えたことをここにご報告いたします。

以上
文責 院長 原田俊一

脚注
(※1) 本事業の統括責任者原田の生年月日は1957年12月1日
(※2) 日本的なお土産を検討した結果、酉の市で購入した商売繁盛の熊手が縁起物でよいのでは、と、メンバーの藤木が提案、自分で行って買ってきたもの
(※3) 例外はあるかもしれないが、ナショナルフラッグを掲げる航空会社は基本的に遠距離を飛ぶ場合、当該国の首都で乗り継ぐ
(※4) 日本―タイ国の時差は2時間、タイ国―ミ国の時差は30分
(※5) 今回のフォーラムはマンダレー医科大学講堂、校舎を使って執り行われた。1954年開学、現在の学長はKhin Maung Lwin教授
(※6) 入学試験は10月―11月に行われ、12月が入学式
(※7) ミ国でも医者になりたい学生は多いようで、したがって成績上位者は医学部を受験するようである。話題の男女比は1:1になるようになっているとのこと
(※8) 神経疾患の診断時に特定の神経を刺激して、それに引き続いて起こる筋収縮を測定、グラフにする
(※9) ある種の植物オイルは人の嗅覚を刺激、鎮静・催眠などの効用を発揮する

投稿者: 医療法人靖和会 飯能靖和病院

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